適応障害とは診断されないで別の病気に診断されることがあります。

適応障害と診断するのはむつかしい

適応障害という病気は、

 

不安

 

抑うつ

 

焦燥感

 

頭痛

 

腹痛

 

不眠

 

 

このようないろいろな症状が現れますが、
いずれの症状もそれほど強くありませんが、
いくつもの症状を併発するのが特徴です。

 

 

 

しかし、適応障害の診断は、非常に難しいモノとされています。
ストレスが原因であることは間違いないのですが、
適応障害と断定するためには、うつ病や、その他の精神障害と比較して
それらに該当しない場合、適応障害であると診断されるようになっているのです。

 

適応障害診断基準

このような、とらえどころのない適応障害を診断するため、
アメリカ精神医学会診断基準(DMS)では、
「適応障害の診断基準」(DSV-W-TR)を定めています。

 

 

 

「適応障害の診断基準」(DSV-W-TR)

 

A はっきりと確認できるストレス因子に反応にして、
そのストレス因子の始まりから3ヶ月以内に
情緒面または行動面の症状が出現

 

 

 

B これらの症状や行動は臨床的に著しく、
それらは以下のどちらかによって裏付けされている。

 

(1) そのストレス因子に曝露されたときに
予測されるものをはるかに超えた苦痛

 

(2) 社会的または職業的(学業上の)機能の著しい障害

 

 

 

C ストレス関連性障害は他の特定のT軸障害またはU軸障害の単なる悪化でもない。

 

 

 

D 症状は、死別反応を示すものではない。

 

 

 

E そのストレス因子(またはその結果)がひとたび終結すると
症状がその後6ヶ月以上持続することはない。

 

 

 

注 T軸:U軸以外の心の病気
  U軸:パーソナリティ障害と精神遅滞
  V軸:体の病気
  W軸:心理社会的・環境問題の視点
  X軸:機能

 

他の診断名でもホントは適応障害かも

 

心療内科を備える医療機関でも、
適応障害に詳しい専門医師は多くありません。
適応障害は、上述の DSV-W-TRの診断基準のように、
他の病気と比べて、該当しない場合に
適応障害と診断するようになっています。

 

 

 

つまり、取捨選択しながら、いずれにも該当しない時に
適応障害と診断されるのです。

 

 

このため、以下の病気に診断された場合、
ほぼ、適応障害であると考えて問題ありません。

 

 

 

うつ状態

 

睡眠障害

 

非定型うつ病

 

不安神経症・不安抑うつ発作・混合性不安抑うつ障害

 

 

 

 

適応障害は、これらの症状をすべて持っている病気なのです。

 

 

 

診断名-うつ状態

 

 

気力も意欲もない
気持ちが落ち込んで悲しい

 

病名としては正確ではありませんが、
気分が落ち込んで抑うつ状態が強く、
社会生活に支障が出ます。


 

 

診断名-睡眠障害

 

眠れないのではないかと不安になり
ますます眠れなくなる

 

不眠を訴える精神疾患は多くありますが、
他の症状が強く現れないで、
眠れない、眠りすぎる、睡眠時間がずれているなど、
睡眠の問題で生活に支障が出ている状態を表す診断。


 

 

 

診断名-非定型うつ病

 

ショッピングのような自分の好きなことはできる

 

従来のうつ病とは違う、新型うつ病。
適応障害でもストレスのもとがないところでは、
抑うつや不安感がなくなります。

 

このような特徴に注目すると、
非定型うつ病と診断されます。


 

 

 

診断名-不安神経症など

 

 

 

パニック発作にもよく似ています。
発作が怖くて外出できなくなります。

 

訳もなく涙が出て、つよい焦燥感や不安感から
呼吸が苦しくなり、息切れ、めまい、冷や汗、
動悸などに襲われることがあります。


 

 

 

適応障害が完治した改善法  ⇒ ⇒ ⇒ 『適応障害の一般的な症状』

 

トップページに戻る  ⇒ ⇒ ⇒ 『トップページ』